わかしおストレッチは主に椅子を使用した高齢者の運動不足解消にお薦めの健康体操です。
筋力や身体機能、健康の維持や促進に効果的です。適度な運動は脳への刺激にもなり、
認知症予防にもつながると言われています。
ストレッチの効果
筋の柔軟性を高め、関節可動域を広げて、身体の動きが柔軟になります。
関節可動域が狭いと身体全体のバランスが崩れやすく、怪我しやすい傾向になります。
改善するには正しい姿勢をキープし、体のバランスを保ち、 体軸を元に戻すことです。
わかしおストレッチは静的ストレッチ
ストレッチは静的ストレッチと動的ストレッチに分かれます。
・「静的ストレッチ」は反動や動きを伴わず、持続的に関節や筋を伸ばしていく方法です。
一般的にストレッチと言われるのは、この静的ストレッチを指していることが多いです。
・「動的ストレッチ」は基本的には、反動を付けて筋繊維を伸ばしていく方法です。
ラジオ体操第一の中にあるストレッチがこの動的ストレッチです。
わかしおストレッチの注意点
・静的ストレッチなので、なるべく反動をつけず、筋を伸ばし持続すようにします。
・呼吸は止めないで自然な呼吸のまま行ないます。
(呼吸を止めると身体は緊張状態になり、筋が硬くなります)
・声をだすようにしましょう。
(ストレッチの動作回数確認もかねて声をだすことは、呼吸を止めさせません)
・基本的に1動作8拍X4回ペース(32秒)ですが、体調に合わせて変更してください。
・痛みを感じる動作は我慢をしないで、その動作をすぐに中止してください。
・食事後、1時間は消化のためにも体操を行なわないようにしてください。
・小まめな水分補給で、脱水症状を予防してください。
・立ち体操は安全のために、壁や椅子のそばで行なってください。
・ストレッチ体操 椅子の座り方
椅子に浅く座り、坐骨で座面を捉え、背筋を伸ばして胸を張ります。
背中が丸まらないように注意して、自然な呼吸で姿勢を保ちます。
加齢に伴う筋肉量の低下で、高齢者はどうしても猫背がちになるので注意しましょう。
・タオル体操について
高齢者は、若い頃と比べて運動量が少なくなり、体を動かす機会が減るため筋肉自体が
凝り 固まったり血行の循環が悪くなります。そのため介護予防体操としてタオル体操に
取り組むことで、筋肉の萎縮を予防することができます。
タオル体操は、テコの原理を活用できるので、力の弱いご高齢者でも目的の筋肉をストレッチ
することができます。また、身体のどこが伸びているか意識することができるので、運動習慣が
なく、体の柔軟性の低い方にとっても導入しやすい用具です。ぜひお試しください
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